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司書はゆるりと魔女になる
- 「図書館」「本」「映画」をめぐって“魔女”が語るエピソードの数々
- 世界を股にかける“魔女”海外と日本の図書館14館の見学記も公開!
- 司書シリーズ第6弾!
大島真理著
四六判・ソフトカバー 160ページ
税別 1,400円
ISBN978-4-907126-00-1
ご購入について
内容(目次)
- パートⅠ 図書館をめぐって
- 1 トピックス
- イデス・ヘッド
- 韓国ドラマにおける書庫
- 最近の映画における図書館事情
- 井上ひさしの偉業
- 「ことばの力」
- ダイクとスプリング・ソナタ
- 『詩ふたつ』
- 『太宰治の辞書』にみる図書館利用法
- 宮城県下の本の疎開
- 寄り道の思想
- 2 図書館見学記
- 海外
- プラハの街を見下ろして——ストラホフ修道院図書館
- ブラックダイヤモンド——デンマーク王立図書館
- 世界一美しい図書館——ウィーン王立図書館
- 『薔薇の名前』の所縁——メルク修道院図書館
- 幻の図書館——パドヴァ大学図書館
- 美術史だけの壮大な図書館——オランダ国立美術館図書館
- 本のない図書館——ベルリン・フンボルト大学モニュメント
- 国内
- 新潟市立中央図書館(ほんぽーと)
- 長野県小布施町図書館(まちとしょテラソ)
- 佐賀県武雄市図書館
- 佐賀県伊万里市民図書館
- 宮城県被災地図書館(東松島市・名取市図書館)
- 岩手県一関市立一関図書館
- 岩手県一関市立花泉図書館
- 見学を終えて
- パートⅡ 本をめぐって
- フランス映画の扉を開いた果敢な感性
- 優雅な? 女ことばの裏に
- 閉ざされた境遇の中に広がる宇宙
- フクシマを予測していた詩人
- 心躍るモチーフとしての図書館建設
- ベアテがいて日本の男女平等がある
- 女性であるがゆえの桎梏を超えて
- オランダという国の多様性
- 輝いていた時代、ブルガリアでの留学体験
- ウィーンの石畳に聞こえたマリーの声
- 「わたし」は未完のわたしを生きる
- 奇跡のような『赤毛のアン』の翻訳の背景に
- みなが『赤毛のアン』になれるわけではない
- 静かに圧倒される誠実な人生
- 奥深い友情、鮮やかな烏瓜にも似て
- 大震災、その時を刻んで
- パートⅢ 映画をめぐって
- 死と向きあう愛の姿
- 図書館の倫理綱領が潜む
- これもフクシマの未来であるかのよう
- 人はどこから来てどこへ行くのか
- ひとりで世界の災厄に立ち向かう
- 言葉を紡ぐ堅実で美しい生活
- 最終回の珠玉の数分のために
- 静謐な日常の偉大な物語
- 危険を冒しても、何故ジャーナリストは行かなければならないのか
- ゴージャスなミステリーはプラハが舞台
- これも同じ地球に生きる子どもたち
- ゆるやかに、日本のフェミニズムを語る
- 民主主義とは面倒で厄介、それでも最善かもしれない
- ジプシー詩人の静かな慟哭
- 〝戦後〟で語る戦争の非道さ
大島真理(おおしま まり)
1948年宮城県生まれ。山形大学卒業。東北大学附属図書館、91-92年アメリカウェスト・バージニア工科大学図書館にてインターン。元東北福祉大学准教授(図書館学)、エッセイスト。著書に
『無口な本と司書のおしゃべり』
『ふるさとの臥牛に立ちて』
『司書はひそかに魔女になる』
『司書はなにゆえ魔女になる』
『司書はふたたび魔女になる』
等。