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司書はなにゆえ魔女になる
- 司書が魔女的能力を発揮するとき。
- 知られざる世界の図書館事情。
- 本と映画の水先案内も。
大島真理著
四六判・ソフトカバー 149ページ
税別 1,300円 日本図書館協会選定図書
ISBN978-4-946429-89-7
ご購入について
内容(目次)
- パートⅠ 図書館をめぐって
- 司書はビンボー
- 南アで走る日本のブックモビル
- 古本屋
- “読まない読書”
- 連想ゲーム
- 本屋でデート
- まだ見ぬ「リガの町」
- 格差社会
- マネジメント時代
- 良書主義?
- 『左手のコンチェルト』
- エピソードと人名事典
- 『おじいちゃん』
- 「たけのこ!」
- マニュアル社会
- 社説の認識不足
- 二列目の職業
- Web時代の図書館
- イザベラ・バードの町
- ソフトパワー
- さらなる女性パワー
- 二つの国の造形作家
- 切手博物館
- “黄金の小路”
- 受け継がれるもの
- ミッキーマウス
- ぬいぐるみ
- ふたたび“読書する女”
- こわれた陶器
- 大統領の図書館力
- パートⅡ 本をめぐって
- 圧倒される壮大なスケール 『漂泊の王の伝説』
- 死を超えるものは今を生きること 『くまとやまねこ』
- 貧しい人々の生の正しさ 『本泥棒』
- 日本版『たのしい川べ』への招待 『川の光』
- 追随したくないアメリカの現実 『ルポ 貧困大国アメリカ』
- アパルトヘイト時代の真実が見える 『ヨハネスブルクへの旅』
- 食べることも宇宙の摂理 『食堂かたつむり』
- 『ゲド戦記』の根はすでにあったのか 『青春の終わった日』
- 戦争がもたらす文化理解の不思議 『書物の日米関係』
- 稀有な勇気が物語るもの 『親愛なるブリードさま』
- パートⅢ 映画をめぐって
- 見終えたあとの幸福感 『善き人のためのソナタ』
- 楽しい寓話のホーム・エクスチェンジ 『ホリディ』
- 生きて何者かになりなさい 『約束の旅路』
- ネズミだって本を読む 『レミーのおいいレストラン』
- 凛々しい女性たち 『ドレスデン、運命の日』
- なぜ原爆は日本に落とされたのか? 『夕凪の街 桜の国』
- こびない潔さと小気味良いせりふ 『私の名前はキム・サムスン』
- 歴史の影に消えたもの 『君の涙ドナウに流れーハンガリー1956』
- 音楽の枠を超えて 『4分間のピアニスト』
- こころの襞の虚構と真実 『歩いても 歩いても』
- 無償の愛があるとするなら 『君のためなら千回でも』
- お手伝いさんと価値観 『ぜんぶフィデルのせい』
- ただ日常を生きる美しさ 『胡同の理髪師』
- イーストウッドの無限さ 『グラン・トリノ』
大島真理(おおしま まり)
1948年宮城県生まれ。山形大学卒業。東北大学附属図書館を経て、現在、東北福祉大学准教授(図書館学)。91-92年アメリカウェスト・バージニア工科大学図書館にてインターン。著書に
『無口な本と司書のおしゃべり』
『ふるさとの臥牛に立ちて』
『司書はふたたび魔女になる』
等。