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司書はひそかに魔女になる
- 東日本大震災をくぐり抜けた〝魔女〟
- 復興途上の東北からエールを送る4年ぶりの爽快エッセイ
大島真理著
四六判・ソフトカバー 153ページ
税別 1,300円 日本図書館協会選定図書
ISBN 978-4-946429-13-2
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目次内容
パートⅠ ◆ 図書館をめぐって
- 「黙過」ということ
- 非常時の図書館
- アナログ新聞
- 賢治とカズオ・イシグロ
- 林子平とローマ数字
- ことのはは、うつろふもの
- 図書館の孟母三遷
- ファン・ホッホの
- アグネス・ビー
- 黒田先生
- 記録の不思議
- 「君死にたまふことなかれ
- 歌人とCurrent contents
- 速読と遅読
- 「ばちあたりまっせ」
- 多言語の詩人
- 辞書を編んだ人
- 南相馬市立図書館見学記
- 白河市立図書館見学記
- 白河市立図書館見学記 追記
パートⅡ ◆ 本をめぐって
- ▽物語に図書館を読み解く
『やんごとなき読者』
- ▽フェミニストヒロインの系譜、そして図書館
『オックスフォード物語:マリアの夏の日』
- ▽図書館へ冒険する少女たち
『指ぬきの夏』
- ▽イタリアの楽しい魔女物語
『赤ちゃんは魔女』
- ▽世界と人をつないだ本
『フォスターさんの郵便配達』
- ▽心のよりどころとしての図書館
『図書室からはじまる愛』
- ▽自立するための青春
『どこからも彼方にある国』
- ▽逆境を見据える少年たちの未来
『おれのおばさん』
『おれたちの青空』
- ▽こだわりの異種図書館への誘い
『楽器たちの図書館』
- ▽女性の真の自立を具現した一生
『漱石を愛したフェミニスト』
- ▽凛として「倚りかからず」
『清冽:詩人茨木のり子の肖像』
- ▽時代を背負った歌人の矜持
『ホームレス歌人のいた冬』
- ▽希有な経験をした図書館員
『ゾイア!:ゾイア・ホーン回顧録、
知る権利を求めて闘う図書館員』
パートⅢ ◆ 映画をめぐって
- ▽韓国ホームドラマから
『ソル薬局の息子たち』
『オジャッキョの兄弟たち』
『天上の花園』
- ▽別れの美学を超えるもの
『追憶』
- ▽砂漠に舞い落ちた天使?
『バグダッド・カフェ』
- ▽名もなき女たちへの賛歌
『パーマネント野ばら』
- ▽悪童と気弱な少年の友情物語
『リトル・ランボーズ』
- ▽基本はシンプル
『ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人』
- ▽上質なミステリーと登場人物の達者さ
『ミケランジェロの暗号』
- ▽識字の裏に潜む過酷な人生
『おじいさんと草原の小学校』
- ▽未来を欠いていた男の変容
『君を想って海をゆく』
- ▽父親との珠玉の時間を凝縮する
『蜂蜜』
- ▽人生は踏み出す少しの勇気
『ヘルプ』
- ▽凛とした死を迎える
『木洩れ日の家で』
- ▽まだ少し希望を見出そうか
『friends after 3.11』
大島真理(おおしま・まり)
1948年、宮城県生まれ。山形大学卒業。東北大学附属図書館、91-92年アメリカウェスト・バージニア工科大学図書館にてインターン。元東北福祉大学准教授(図書館学)、エッセイスト。著書に
『無口な本と司書のおしゃべり』
『ふるさとの臥牛に立ちて』
『司書はなにゆえ魔女になる』
『司書はふたたび魔女になる』
等。