皆様こんにちは。いかがお過ごしですか?そろそろお出かけの計画をされている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
さて、私は、最近、いろんなことに感謝する感謝ワークに取り組んでいます。当たり前のようにあるものにフォーカスしてみると、今過ごせていることがありがたいものであることに気づくことができます。そんな一つが「水」です。植物を育てるのにも、気温を調整するにも水は不可欠です。私たちの体も水が約60%でできています。また、水が雨になりますが、これも恵みの雨でもあり、恐ろしい大水になってしまうこともあります。また、ある国では、1杯の水を求めて、長い道のりを水くみに出かける人もいます。水の問題は、SDGs(持続可能な開発目標)の17の目標の一つにもなっています。(目標6安全な水とトイレを世界中に)(※1)
そんな大切な「水」についての絵本を紹介したいと思います。
はじめに紹介するのは、『水の絵本』(※2)です。この本は、詩人である長田弘さんと、大人気絵本作家・画家である荒井良二さんのタッグで作られた絵本です。
子どもにも伝わるように、わかりやすい言葉で紡がれた「水」の特徴は、するりと心に入ってきます。そして、カラフルでダイナミックな絵は、美しくてじっと見ていたくなります。大切なことをこんな風に伝えられたら、すうっと自然に受け入れられるように思えて、大好きな絵本の1冊です。
この絵本は、シリーズになっています。ほかの絵本もぜひ読んでみてください。
次にご紹介するのは『じゃぐちをあけると』(※3)です。ぱっと目をひく表紙の「じゃぐち」が印象的です。蛇口から流れる水で、いろいろな試みをすることが絵本になっています。遠目のきく、勢いのある絵はもちろんなのですが、擬音語や比喩が楽しさ、わくわく感を高めてくれます。そういえば、わが子たちも水遊び好きだったなぁ、と思い出しました。夏の暑い日に、水遊びのヒントにしてみてくださいね。あ、本は水にぬれないところに置いておきましょう。
さて、最後にご紹介するのは、『みずたまのたび』(※4)です。ネコが飲んだボウルの底に残った、ひとつぶの「みずたま」が主人公です。おひさまに照らされて、みずたまの旅は始まります。雲になったり、雪になったりしながら、みずたまはいろんな場面を見ていきます。科学的な内容ですが、かわいらしいイラストでわかりやすく描かれているのも魅力の一つです。
蛇口をひねれば、安心して飲める水が手に入るということは、本当に幸福なことだなと、改めて実感しつつ、大切に使わせていただこうという気持ちになります。(『じゃぐちをひねると』では、存分に遊んでおりますが・・・)
また、図書館ではもっとたくさんの「水」にまつわる本もありますので、ぜひ調べてみてはいかがでしょうか?
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長田弘 作, 荒井良二 絵
講談社,2019