
皆様こんにちは。早いもので、3月がやってまいりました。新年は1月に改まりますが、年度は、3月が切り替わりです。とても忙しくされている方も多いのではないでしょうか?
私の令和7年度の最大のニュースは、ラジオパーソナリティーを始めたことでしょうか。
地域の産業をガーデニングをするようにゆっくりと着実に育てていくという取り組みをエコノミックガーデニングといいます。私の住んでいるところでは、そのエコノミックガーデニングを官民が手を取り合い取り組んでいます。私も、地域の魅力を発信したいと思い、ワーキンググループを作りました。
最初は、「フリーペーパーが作れたらいいな」なんて思っていましたが、プランが一転して、今はインターネットラジオで番組を持たせていただいています。毎回とても緊張するのですが、番組の構成を考えたり、ゲストさんからいろんなお話を聴けたりして、すごくやりがいがあります。ご興味のある方は、ぜひ「ゆめのたね放送局」金曜日朝8:00からオレンジチャンネルをチェックしてみてくださいね。
さて、私が今回紹介する絵本のテーマは、「五十音」です。
一冊目に紹介するのは、『あ』(※1)です。何とも言えない優しい色味と、ものすごく立派な「あ」の文字が印象的な表紙の絵本です。
この絵本に登場するいろんな「あ」は、誰かを待っています。誰かと出会うことで全く違う意味を持つ言葉が生まれる楽しさが描かれています。言葉遊びの絵本というだけではなく、人の出会いから生まれるドキドキワクワクも感じさせてくれます。
谷川俊太郎さんの、シンプルながら味わい深い言葉の世界と、広瀬弦さんの描く踊るような絵や文字が出会って生まれた一冊です。
二冊目は、『あからん』(※2)です。この絵本には「ことばさがし絵本」というタイトルがついているのですが、その名の通り、「あ」から「ん」までの言葉がページいっぱいに詰め込まれていて、にぎにぎしさは表紙からも伝わってきます。
ページを開くと、かるたのようなデザインで、五十音が描かれ、とてもリズミカルな詩がつけられています。また、その言葉から始まる絵もふんだんに盛り込まれています。声に出したり、絵をじっくり見たりと、何度も楽しめる絵本です。私のお気に入りは「ふ」です。
お子さんと一緒に手に取るだけではなく、シニア世代の方にもおすすめしたい一冊です。
三冊目は、『ん』(※3)です。この絵本はタイトルの通り、「ん」をいろんな切り口で紹介しています。するする~っと目で追って読んだ後に、そでの部分に<こえにだしてよんでみよう。>と書かれているので、その通り読んでみると・・・。なんと、自分がこの絵と同じような顔をしているんです!
山村浩二さんのシンプルながら、まさに表情豊かな絵が、長田弘さんのことばの世界をより深めてくれています。
ぜひ皆さんも、声に出して読んでみてくださいね。
最後に紹介するのは、『いつもの あさの あいうえお』(※4)です。
私、この本に一目ぼれしちゃいました。表紙の雰囲気がもう「好き!」です。淡いタッチながらいろいろなものが描かれていて、きらきら光る金の文字のタイトル。表紙を見ただけでワクワクして手に取りました。
「いつもの朝」「いつもの昼」「いつもの夜」と時間が移り変わりながら、子どもと見つける、あいうえお順の小さなできごとが、とても愛おしく感じられます。「いつもの一日」も「できごと」も、私たちの身近にあるのに、大人になってしまうと、あえて考える機会はあまり多くないんじゃないかと思います。
言葉の一つ一つがシンプルながら穏やかで、絵が言葉とマッチして、絵本の世界に吸い込まれてしまいそうです。素敵な本に出会ってしまいました。ぜひ、手に取ってみていただけたら嬉しいです。
五十音のはじまりは「あい」、おわりは「わをん」。「愛」から始まり「和音」で終わる五十音、とても素敵だと思いませんか?
言葉は、普段は便利ですし、コミュニケーションになくてはならないものですが、時に凶器にもなります。でも、「始まりは愛」と思うと、優しい言葉を口にしたくなるのではないでしょうか。優しい言葉の世界はきっと和音でハーモニーを奏でる世界になると信じています。
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うえだまこと 作,
あかね書房,2025