
皆様こんにちは。千葉豪雨で被災された皆様にお見舞い申し上げます。
実りの秋目前の8月、お盆期間に千葉県を豪雨が襲いました。私の職場や自宅はおかげさまで被害はなかったのですが、夜通し続く雷鳴と豪雨の音でほとんど眠れない一夜を過ごしました。
朝になり、一面の川のようになっている道路がテレビで報道され、近隣の市町村でも大きな被害があったことを知り、愕然としました。私たちの地域では車が必需品。その大切な車が水没したり、動けなくなり停車したりしているのを見ると、本当に胸が痛みます。自然の脅威を目の当たりにし、「いざという時」の準備は本当に大切だな、と改めて感じさせられました。
さて、皆さんは10月1日が何の日か知っていますか?では、10月10日は?シンキングタイムスタート!
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実は、10月1日はメガネの日、10日は目の愛護デーなのだそうです。
「メガネの日」は1997年に制定されました。日付の由来は、その表記によるもので、"1001"の1がメガネのツル、0がレンズに見立てられ、メガネの形を表しているところからきているのだそうです(※1)。
「目の愛護デー」はとても歴史が長く、なんと1931年の失明予防運動のため「視力保存デー」とされてから、戦争中は活動が中止されましたが、1947年に改めて「目の愛護デー」として定められたのだそう(※2)。こちらも縦書きにしたが眉毛と目を表しているからと言われています。10月は目に関するイベントが多くあるんだなと感じていた今日この頃。
とうとう私も「オトナメガネ」が必要になってきたようです。とはいえ本は読みたい。そんな時、改めて「絵探し絵本」を手に取りました。
絵本の中でも大人気のこのジャンル。『ウォーリーをさがせ!』や『ミッケ!』のシリーズは、ご自宅にある!という方も多いかもしれません。
今回は、そんななかでも、少しマニアック?な「絵探し絵本」をご紹介したいと思います。
1冊目は、『空想街でさがしもの』(※3)です。表紙の鮮やかさと繊細さ、かわいさがたまらなくて、手に取った絵本です。空想街については、目次のページに説明があります。"どこにあるのか誰も知らないけれど いつでも、誰でも、行きたいと願えば行ける場所。それが空想街です。"とのこと。13のわくわくの空想街で探し物をする絵本です。どのページを繰っても、とにかく美しく、繊細で、不思議な世界が広がっています。探すものはもちろんなのですが、描きこまれた見どころを探しながら、一つ一つの空想街を楽しめること間違いなしです!まるで、画集を見ているかのように、時間を忘れてしまいそうです。
作者の空想街雑貨店は、アーティスト西村典子さんと、デザイナー西村祐紀さん姉妹が設立したブランドで、実は、私もポストカードを購入した事があります。これでもかとわくわくが詰まっている作品の絵探しは、お子さんだけではなく大人の方も楽しんでいただけると思います。
2冊目は、『じゃないものさがし』(※4)です。大体の「絵探し絵本」は、「〇〇を探す」というお題があるものなのですが、この作品は、ちょっと違います。なんと「〇〇じゃないもの」を探す絵本です。「ぼうしじゃないもの」「かさなじゃないもの」などから始まり、ページが進むごとに、どんどん難しくなっていきます。
くっきりとした絵はどれも個性たっぷり!お題を忘れて見入ってしまいます。じっくり見ていると、そう来たか!という「じゃない」が描かれています。お子さん、お孫さんと楽しめる、どこかくすっと笑ってしまいそうな絵本です。
3冊目は、『とこちゃんはどこ』(※5)です。赤い帽子をかぶり、青い半ズボンをはいた「とこちゃん」は、元気いっぱい。ちょっと目を離したすきに、とことこ駆け出して、どこかに行ってしまいます。市場、動物園、海、デパートなど、どんどん広くなるそれぞれの場所で、「とこちゃん」を見つけることはできるでしょうか?
松岡享子さんの語るようなやさしい文章が心地よく、また、加古里子さんのやさしいタッチながら、細かく描かれた絵に目が奪われて、ぐぐっと引き込まれる絵本です。
なんとこの絵本が出版されたのは1970年!50年以上も愛される、元祖「絵探し絵本」といえる一冊です。
最後にご紹介するのは、『さがして!みつけて!旅あそび』(※6)です。しんたにさんの「絵探し絵本」に出会ったのは、JALの機内誌「SKYWARD」でした。この本に毎号2作品ずつ掲載されていて、それをまとめて書籍化されたのがこの絵本です。
JALの機内誌なので、必ず飛行機が出てくるほか、かわいらしい動物たちもたくさん描かれています。見開きの上下で間違い探しをしていくのですが、これがなかなか難しい。明らかにわかりやすいものは良いのですが、考えに考えてそれでもわからないというものもあります。答えをみて、「あー、それか!!」と関心するやらがっかりするやら。
答えがわからないのでイライラするところもありますが(笑)、そんな「絵探し」を楽しみながら、しんたにさんの描く人物や動物たちのかわいらしさに、絵を見ているだけでもほっこり優しい気持ちになってしまいます。
持ち運びにも便利な小型の絵本(A5判)なのもうれしいです。シリーズも3冊目まで出ています。絵探し要素のグレードはちょっと高めなので、親子でぜひチャレンジしてみてくださいね。
ちょっとマニアックな「絵探し絵本」をご紹介しました。この原稿を書くにあたって、いろんな「絵探し絵本」を改めて手に取っているのですが、やっぱり楽しい!10月は目を大切にする月ですが、こんな楽しい作品で目の保養というのもいかがでしょうか?
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しんたにともこ 作
小学館,2020