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狸穴通信

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「雀羅書房」に出かけてみよう 

◆小社から本年2月に発行した『クルマの本箱〜絵本からミニカーまで』の著者である内野安彦先生が、今年の春にご自宅の離れの一部を改装して古書店「雀羅書房」を開店した。場所は茨城県鹿嶋市大船津で、鹿嶋市内では唯一の古書店。鹿島神宮の一の鳥居の近くにある。

◆内野先生は、地元鹿島役場に入所。その後「40歳から55歳までは鹿嶋市と長野県塩尻市の両市で図書館員。55歳から63歳まで6つの大学・大学院で司書課程や図書館政策を担当。そして、64歳となった今年には、夢だった古書店の親父」さんに。大好な本との時間を大切にしたいそうだ。

◆「雀羅書房」に並ぶ古書は、これまで収集してきたクルマ、ミニカー、プロレス、出版(書店・流通)を主にしたコレクション。「古書を売るよりも覗いてくれた方との語らいも目的」で、天気の良い日には庭での語らいも楽しめるという。休みは水曜日と木曜日と金曜日。加えて大雨や強風の日の休み。営業時間は当面、午後1時から5時。コロナ明けの近い将来には、古書を通したコミュニティーセンターになるだろう。なお、「雀羅書房」の情報は、ホームページ( https://uchinoyasuhiko.wordpress.com)やフェイスブックでご確認を。

雀羅書房 風景


市役所なのにココまでするの!?
上野 歩著  定価:本体690円+税 (双葉文庫) 

市役所なのにココまでするの!?表紙

◆当社でも『ふれあい散歩〜じんわりほのぼのエッセイ』を執筆いただいている、著者の最新刊。このところ「お仕事小説」というジャンルを切り開いて活躍中だが、新作は新人公務員奮闘記だ。

◆天明未来は、大学で建築設計を学び、故郷の市役所にUターン就職。大志を抱いて、工業振興企業誘致課、通称・市役所工場に配属された新人。ところが「お役所仕事」はちっともラクじゃない。設計の仕事を志しながらも意に沿わぬ部署に配属されたりで、戸惑いながら毎日を過ごす未来。仕事もさることながら、職場の人間関係や母親との確執を経て、しだいに成長していく――。

◆今回の作品は、鋳造業をテーマにした小説を書いている時の取材でお世話になった社長のひとことがヒントとなって生まれたという。自分の小説は常に取材先のネットワークから成り立っていると「あとがき」に創作の舞台裏も公開。「つらいときこそポジティブに!」仕事をこなしていく未来の姿は、市役所が舞台となっているが、今春に入社したさまざまな職種の新社会人たちへのエールともなるだろう。

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