既刊本のご案内
広島の追憶と今日
- 戦後70年 日本語復刻
- 『HIROSHIMA IN MEMORIAM
AND TODAY』(1969年)の翻訳出版
- 高校生から会社役員まで
被爆者体験記20人の手記
- 被爆者懇談
- 市民の声、世界の知識人の声
- 平成27年の広島レポート
高山 等 編著
四六判 304ページ
税別 2,000円
ISBN978-4-946429-17-0
ご購入について
目次
まえがき
◎被爆者体験記
- 三児に遺す(74)
- 元広島市役所総務課長 村上 敏夫
- 運命の日(69)
- 被爆者団体協議会事務局長 桧垣 益人
- 黙っていることは罪だ
- 中学校教諭 高山 等
- 私は「ヒロシマ」を憎む
〜慟哭の原爆忌〜 - 元協和発酵副社長 若木 重敏
- 原爆体験と世界平和
- 前広島女学院院長 松本 卓夫
- 愛し児よ
- 薬店経営 落合フミコ
- 原爆の日母は
- 高校生 両羽 順子
- 両親を亡くして
- 洋服販売業 冨士本 恒
- この子に幸せを
- 「きのこ会」事務局長 長岡千鶴野
- あの日から
- 特別養護老人ホーム「清鈴園」 崎本 亀利
- 病床にありて
- 原爆病院患者 西本シズコ
- 慟哭の憤怨
- 元国鉄機関士(原爆病院患者) 増宮 益夫
- 被爆者の苦悩は続いている
- 主婦 行成 春子
- 魔の放射能
- 広島駅助役(自宅療養) 折手 元一
- 韓国人被爆者の願い
- 韓国居留民団広島地方本部事務局長 姜 文熙
- 原爆体験に根ざした平和教育
- 高校教諭・全国高校被爆教師の会会長 森下 弘
- 被爆者の願い
- 主婦 辰岩 秀子
- 被爆老人の生活
- 失対労務従事 比嘉 キミ
- 全世界にヒロシマの心を
- ワールド・フレンドシップ・センター 山岡ミチコ
◎被爆者懇談
- はしがき
- 桧垣 益人
- 懇談会
◎市民の声
- メッセージ
- 広島市長 荒木 武
- 平和は人類の希望
- 広島YMCA総主事 相原 和光
- 遅れた戦死
- 医師 原田 東岷
- 広島と人類
- 広島大学長 飯島 宗一
- 原爆資料館の役割
- 原爆資料館長 小倉 馨
- ヒロシマとパールハーバー
- 広島女学院大教授 庄野 直美
世界の声
- ヒロシマ爆撃について思うことども
- 歴史学者(イギリス)
アーノルド・トインビー
- 平和に向かっての慈悲の時代
- ノーベル物理学賞受賞者(フランス)
カストレール・アルフレッド
- 平和促進への時代
- 平和運動家(クエーカー教徒)(アメリカ)
バーバラ・レイノルズ
- 一つの統一された世界か無の世界か
- 哲学者・作家(オーストラリア)
ギュンター・アンデルス
- 豊かな平和の世界へ向かって
- (オーストリア)
ホック夫妻
- ヒロシマ--不安と希望
- 新聞編集長(西ドイツ)
インゲンバーグ・クスター
- 科学的実験
- 小説・評論家(アメリカ)
アイラ・モリス
- 憎悪なしでは平和を教えられない
- キリスト教平和活動委員(スイス)
ベアテ・ゼーフェルト
- 原爆は勝利への希望が引き起こした
- ノーベル平和賞受賞者・政治家(イギリス)
フィリップ・ノエル・ベーカー
- 行動なき主張は無益
- 心理学者(カナダ)
アナトール・ラポポート
- 平和に関する世界の意見
- ノーベル物理学賞受賞者(日本)
朝永振一郎
- 平和への「新しい人類」
- キリスト教改革派主教(ハンガリー)
テイボア・パーサー
◎広島レポート 菊池 彰
- 広島の声(平和記念公園にて)
- 被爆者の現状
- 広島を訪れる人たち
- 今を生きる
- 未来への取組み
- 鼎談「被爆体験伝承者として思うこと」
あとがき
編者 高山 等(たかやま ひとし)
1930年、広島市生まれ。法政大学文学部卒業後、広島市内で、中学校教員に。1987年、公立学校退職。1988年東広島市被爆者の会に所属し、代表として世話。同年、被爆資料展示場開設。編著に英文『HIROSHIMA IN MEMORIAM AND TODAY』(広島の追憶と今日)『ヒロシマの原爆証言』がある。