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ビジネス日本語における複合表現

  • 今や日本企業に勤務する外国人社員には、高度なコミュニケーション能力が求められている。なかでも、ビジネス日本語における複合動詞は、難易度が高く、学習項目としてさらに重視されるべきであろう。
  • ビジネス日本語における複合動詞は学習困難点の一つとして、現在の日本語教材の開発または教育現場の状況から見ると、大きく立ち遅れており、必ずしも学習者のニーズに十分に対応していない。本研究は、様々なビジネス場面の複合動詞の使用状況を調査して考察を加え、学習者の学習意欲・能力が最大限発揮されるような内容を検討した。
  • 本書は、商社・コンビニ・旅行業界・医療ツーリズム・不動産など、幅広い業種と職種に関連したビジネス言語資料から用例を採り、複合動詞の使用傾向と用法の特徴を考察する。

郭 翼飛 著
四六判 218ページ
税別 4,000円
ISBN978-4-907126-27-8

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ビジネス日本語における複合表現

目 次
序 章

1 本研究の意義と目的
2 論文の構成
第1章
複合動詞とビジネス日本語教育

1 先行研究
2 複合動詞の定義と語構成
  2.1 複合動詞とは何か
  2.2 複合動詞の分類
  2.3 複合動詞の異表記について
  2.4 V1とV2の生産性について
3 ビジネス日本語について
  3.1 ビジネスとビジネス日本語
  3.2 ビジネス日本語教育
4 ビジネス日本語における複合動詞
  4.1 日本語教科書における複合動詞の使用状況
  4.2 ビジネス文書における複合動詞の使用状況
  4.3 業種別に見る複合動詞の使用状況
  4.4 ビジネス会話における複合動詞
5 複合動詞データベース
  5.1 複合動詞レキシコン
  5.2 Webデータに基づく複合動詞用例データベース
6 おわりに

第2章
日本語教科書における複合動詞の使用状況

1 はじめに
2 研究目的
3 日本語教科書における複合動詞
4 日本語中上級会話教科書における複合動詞
  4.1 各教科書の調査結果
  4.2 日本語中上級会話教科書のまとめ
5 おわりに

第3章
ビジネス文書における複合動詞の使用状況

1 はじめに
  1.1 求められるビジネス文書作成能力
  1.2 ビジネス文書について
2 先行研究
3 研究目的
4 ビジネス文書マニュアル本における複合動詞の使用状況
  4.1 調査対象
  4.2 ビジネス文書マニュアル本における複合動詞
  5 おわりに

第4章
ウェブサイトにおける複合動詞の使用状況

1 はじめに
2 ウェブ上の日本語の言語資料としての可能性
  2.1 ウェブにおける日本語について
  2.2 「ビジネスのための基本語彙―複合動詞編」の
     構築について
3 先行研究と研究目的
4 商社とコンビニのウェブサイトの調査方法について
  4.1 著作権について
  4.2 研究方法
5 企業ウェブサイトにおける複合動詞の使用状況
  5.1 商社ウェブサイトにおける
     複合動詞の使用状況
  5.2 コンビニウェブサイトにおける
     複合動詞の使用状況
  5.3 商社とコンビニウェブサイトにおける
     複合動詞の比較
6 おわりに

第5章
旅行業界における複合動詞の使用状況

1 はじめに
2 先行研究と研究目的
3 パンフレットについて
  3.1 パンフレットの表記について
  3.2 パンフレットの内容について
4 調査結果と考察
  4.1 風景の部分における複合動詞の使用状況
  4.2 グルメの部分における複合動詞の使用状況
  4.3 交通案内の部分における複合動詞の使用状況
5 おわりに

第6章
医療業界における複合動詞の使用状況
―医療アプリを中心に―

1 はじめに
2 研究目的
3 調査した医療アプリと研究方法について
4 医療アプリ「ナースフル疾患別シリーズ」における
  複合動詞
  4.1 疾患別に使われる複合動詞
  4.2 医療用語に多く使われている複合動詞の考察
  4.3 医療疾患シリーズに多く使われている前項動詞と
     後項動詞の考察
5 医療アプリ「ナースフル国試対策」における複合動詞
  5.1 医療アプリ「ナースフル国試対策」における
     複合動詞
  5.2 医療用語に多く使われている前項動詞と
     後項動詞の考察
6 おわりに

第7章
ビジネス会話における複合動詞の使用状況
―会社ドラマ『ハケンの品格』を中心に―

1 はじめに
2 ビジネス会話について
3 先行研究と研究目的
  3.1 経済ドラマの
     ビジネス日本語会話教材としての可能性
  3.2 研究目的
4 『ハケンの品格』の調査について
  4.1 『ハケンの品格』について
  4.2 調査方法
5 『ハケンの品格』における複合動詞の使用状況
  5.1 使用頻度順からみる複合動詞の使用状況
  5.2 V1(V2)を持つ複合動詞について
  5.3 ビジネス会話教科書における複合動詞との比較
6 おわりに

第8章
販売・営業における複合動詞の使用状況
―会社ドラマ『ハケンの品格』を中心に―

1 はじめに
2 先行研究と研究目的
3 『家売るオンナ』について
4 『家売るオンナ』における複合動詞の使用状況
  4.1 『家売るオンナ』における複合動詞
  4.2 『家売るオンナ』における複合動詞のV1とV2
5 おわりに

終章 結論と今後の課題

1 本研究の意義
2 本研究の構成
3 本研究の特徴
4 今後の課題

参考文献
辞書・コーパス
調査資料
謝 辞

郭 翼飛(カク ヨクヒ)

 1989年(平成元年)、中国北京市生まれ。2015年(平成27年)、武蔵野大学大学院言語文化研究科言語文化専攻言語文化コース修士課程修了。2019年(平成31年)、國學院大學大学院文学研究科高度国語・日本語教育コース博士課程終了。博士(文学)。現在、國學院大學大学院特別研究員。
 著書や学術論文に、『中日教科書対比研究 第一輯』(首都師範大学出版社)、「ビジネス文書における複合動詞の使用状況」(『國學院大學日本語教育研究』第7号)、「日本語教科書における複合動詞について」(『國學院大學大学院紀要―文学研究科―』第48輯)、「旅行業界における複合動詞の使用状況―風景を中心にー」(『國學院大學日本語教育研究』第8号)、「産業に関する書籍における複合動詞の使用状況―後項動詞を中心にー」(『國學院大學大学院文学研究科論集』第45号)、「ビジネス会話における複合動詞の使用状況―会社ドラマ『ハケンの品格』を中心にー」(『國學院大學大学院紀要―文学研究科―』第50輯)、「医療業界における複合動詞の使用状況―医療アプリを中心にー」(『國學院大學大学院文学研究科論集』第46号)、「販売営業における複合動詞の使用状況―ドラマ『家売るオンナ』を中心にー」(『國學院大學日本語教育研究』第9号)等。

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