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ビジネス日本語における条件表現
−日本語教育の観点から−

  • 近年、ビジネスのグローバル化に伴い、多くの日本企業が高度な外国人人材の採用、育成を急いでいる。しかしながら、日本語の条件表現は外国人日本語学習者にとって理解や習得が困難な学習項目の1つである。
  • そこで、本書では、日本で就職しようとする日本語学習者を対象に、多様なビジネ言語資料における条件表現、特に「と」「ば」「たら」「なら」の4つの形式の使用傾向と機能を考察することによって、彼らに提示すべき条件表現の用法を明らかにする。
  • 経済ドラマ、ビジネス場面の自然談話録音資料、ビジネス会話教科書等を通じて、ビジネス場面ではどのような条件表現を使うのかを解明する。

叶 希著
A5判 188ページ
税別 4,000円
ISBN978-4-907126-20-9

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ビジネス日本語における条件表現 -日本語教育の観点から-

<目 次>

序章
条件表現の従来の研究と本論の立場
1 研究背景と目的
2 先行研究と本論の観点
2.1 条件表現の実態調査
2.2 条件表現の分類
2.3 各々形式の特徴
3 本論における日本語条件表現の分類
4 ビジネス場面における言語の使用領域と本論の考察資料
5 本論の構成
5.1 第1部 ビジネス文書における条件表現
5.2 第2部 ビジネス会話における条件表現
5.3 第3部 商法における条件表現
第1部 ビジネス文書における条件表現
第1章
ビジネス文書における
条件表現の使用状況
1 はじめに
2 調査資料と条件表現の使用状況
3 仮定条件
3.1「ば」について
3.2「たら」について
3.3「と」について
3.4「なら/ならば」について
4 慣用的用法
4.1「幸い」「幸甚」との共起
4.2「本来なら」/「本来ならば」
4.3「よろしければ」/「できれば」/「差し支えなければ」
5 前置きの「と」と「ば」
6 一般条件の「ば」
7 まとめ
第2部 ビジネス会話における条件表現

第2章
経済ドラマにおける
条件表現の使用状況
1 はじめに
2 調査資料と条件表現の使用状況
3 仮定条件
3.1 仮定条件の場面別の使用状況
3.2「ば」について
3.3「たら」について
3.4「と」について
3.5「なら」について
4 慣用的用法
5 前置きの「と」と「ば」
6 一般条件の「ば」
7 事実条件の「たら」
8 まとめ
第3章
職場の自然談話録音における
条件表現の使用状況
-ビジネス場面の会話を焦点に-
1 はじめに
2 自然談話録音における条件表現の使用状況
2.1「男性のことば・職場編」について
2.2 ビジネス場面における条件表現の使用状況
3 仮定条件
3.1 仮定条件の「ば」について
3.2 仮定条件の「たら」について
3.3 仮定条件の「と」について
3.4 仮定条件の「なら」について
4 一般条件
5 事実条件
6 慣用的用法
7 前置き
8 まとめ
第4章
ビジネス会話と職場の雑談における
条件表現
1 はじめに
2 条件表現の場面別の使用状況
3 仮定条件の場面別の使用状況
3.1 仮定条件の「たら」の場面別の使用状況
3.2 仮定条件の「ば」の場面別の使用状況
3.3 仮定条件の「と」の場面別の使用状況
3.4 仮定条件の「なら」の場面別の使用状況
4 一般条件の場面別の使用状況
5 事実条件の場面別の使用状況
6 慣用的用法の場面別の使用状況
7 前置きの場面別の使用状況
8 まとめ
第5章
ビジネス日本語会話教科書における
条件表現の使用状況
1 はじめに
2 調査資料と条件表現の使用状況
3 仮定条件
3.1「ば」の仮定条件について
3.2「たら」の仮定条件について
3.3「と」の仮定条件について
3.4「なら」の仮定条件について
4 慣用的用法
4.1「ば」の慣用的用法について
4.2「たら」の慣用的用法について
4.3「と」の慣用的用法について
5 一般条件の「と」と「ば」
6 前置きの「と」と「ば」
7 事実条件の「たら」
8 まとめ
第3部 商法における条件表現
第6章
商法における条件表現
−「商法」と「会社法」を資料として−
1 はじめに
2 商法の定義と構成
3 先行研究
3.1「とき」と「場合」について
3.2 法律条文における条件表現についての研究
4 口語化された「商法」と「会社法」における条件表現
4.1 条件表現の使用状況
4.2「場合」と「とき」について
4.3「ば」について
4.4 条件表現の併用
5 まとめ
第7章
口語体「商法」と文語体「商法」における
条件表現
1 はじめに
2 口語体と文語体における条件表現の使用状況
2.1「場合には」と「場合ニハ」
2.2「場合において」と「場合ニ於テ」
2.3「場合においては」と「場合ニ於テハ」
2.4「場合を除き」と「場合ヲ除ク外」
2.5「ときは」と「トキハ」
2.6「なければ」と「ニ非サレハ」
2.7 文語体「商法」特有の条件形式「場合ハ」
3 口語体と文語体における条件表現形式の対応関係
3.1「場合ニハ」→「場合には」
3.2「場合ニ於テ」→「場合において」「場合においては」
3.3「場合ニ於テハ」→「場合において」
3.4「場合ヲ除ク外」→「場合を除き」
3.5「トキハ」→「ときは」「場合には」
3.6「トキニ限リ」→「場合を除き」」
3.7「ニ非サレハ」→「なければ」「場合を除き」
4 まとめ
終章
結論と今後の課題
1 ビジネス場面における言語の使用領域と考察資料
2 ビジネス場面における条件表現の用法と高頻度の表現
3 ビジネス文書における条件表現
4 ビジネス会話における条件表現
5 商法における条件表現
6 今後の課題
参考文献
初出一覧
謝辞
叶 希(ヨウ キ)

1989年(平成元年)、中国福建省生まれ。2015年(平成27年)、國學院大學大学院文学研究科高度国語・日本語教育コース修士課程修了。2018年(平成30年)、 國學院大學大学院文学研究科高度国語・日本語教育コース博士課程修了。博士(文学)。現在、國學院大學大学院特別研究員。学術論文に、「ビジネス文書における条件表現」(『国学院大学日本語教育研究』第6号)、「ビジネス会話における条件表現―ビジネス日本語教科書を資料として―」(『言語文化研究』第十五号)、「商法における条件表現」(『国学院大学大学院紀要―文学研究科―』 第48輯 ))等。

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